ふとんの素材と特徴

良いふとんは、疲労を回復させ、自然治癒力を高める、大切な睡眠を創り出します。

ふとんの素材に求められる条件は
掛けふとんは軽く保温性に富み体に沿うフィット性があること。
敷きふとんは適度の支持性があり体の筋肉にストレスを与えない柔らかさが必要です。
共通しては保温性、吸湿性、放湿性に優れふとんの中の環境を温度、湿度とも快適に保ってくれる素材が要求されます。


綿
 木綿わたは吸湿性に優れ復元力に富んだ素材である。
適度な硬さとクッション性を持つ、特にインド、パキスタン産のデシ綿は敷きふとんに適し、メキシコ、アメリカ産の綿は繊維が細く長いので体に沿いやすく掛けふとんに適している。
放湿性に劣るが日干しすることにより優れた回復力を示す。少し重い為化繊と混ぜて使われることが多い。打ち直すことにより仕立替えが容易である。

羊毛
 吸湿性、発散性に優れふとんとして良い性質を持っているが表面に特有のスケールを持ちフェルト化し易く使用している間にへたってしまう。この欠点を除く為スケールを取った物も開発されている。
また固綿を中にはさんだり化繊と混ぜた安価なものも出回っているが羊毛の良さが発揮できない。

羽毛
軽くて保温性、吸湿性、発散性に富み特に掛けふとんとして良い性質を持っている。
上質のものは耐久性に富み長期間の使用に耐えるが繊細で取り扱いに注意が必要である。
また上質な物と粗悪なものと品質の差が大きく外からはなかなか見分けがつきにくいのが現状で信頼のおける知識の豊富な専門店で購入するのが安全である。

化繊
軽くて安価であるが水分の吸湿性に劣り単独では蒸れて寝苦しい為、他の繊維と混ぜて使われることが多い。人工的に繊維を中空にし吸湿性を高めた物もあるが天然繊維には及ばない。

絹(まわた)
動物性繊維特有の吸湿性、放質性に富みふとんとして優れた性質を持っている。
嵩は低いけれどもフィット性に富み抜群の保温性を持っている。
しかし打ち直す事が出来ずリサイクルに向かない。


ふとんの素材別長短表

吸湿性

放湿性

保温性

軽さ

へたり

仕立替

価格

フィット性
木綿
羊毛
羽毛
化繊

参考資料 (湿度変化に対する水分率の変化)

比重

水分率
公定(%)

水分率
20℃ 65% R.H.

水分率
20℃ 95% R.H.
木綿 1.54 8.5 7.0 24〜27
羊毛 1.32 15 16.0 22
1.33〜1.45 11 9.0 36〜39 100%PH
ポリエステル 1.38 0.4 0.4〜0.5 0.6〜0.7
化繊ハンドブック」日本化繊協会(1983)
(参考)

羽毛
グースダウン

1.3〜1.34

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